見た目はバス、しかも懐かしのボンネット型。
でも、名前は、阿佐海岸鉄道。
そうなんです。
車体の下をのぞき込むと、電車の車輪がこっそりと見え隠れしています。
DMVとは、Dual Mode Vehicleの略だそうで、
線路と道路の両方を走ることができる乗り物なんです。
水陸両用車なんかはよく聞くし、観光地でも見たりはするけど、
線路と道路の両用車は初めてやなぁ。
それもそのはず、DMVの本格営業運行は、この阿佐海岸鉄道が世界初なんだそう。
(サイトでも世界初!と大々的に宣伝してはります)
今回は、「道の駅宍喰温泉」駅から「阿波海南」駅まで乗車しました。
「道の駅宍喰温泉」駅からはバスモードで出発します。
宍喰温泉駅は、オーシャンフロントの立地で、とっても海がきれいでした。
ここから、いったん南下して高知県の「道の駅東洋町」に寄って、
また北上して徳島県の「甲浦」駅へ。
「甲浦」駅で鉄道モードになり、「阿波海南」駅までは線路の上を走ります。
バス→鉄道、鉄道→バスへのモードチェンジ中は、
私たち乗客は乗ったままなんで、車体の下でどんなことが行われているのか
見えないのですけど、
車内では、「モードチェンジ」というビデオを流してくれます。
先ず前輪が、続いて後輪が、車輪が変わる際に車体が上下しますが
時間にして約15秒ほど。
しかし、このビデオ、
バックミュージックがさすが徳島というべきか、
阿波踊りのにぎやかな音楽でして…。
またモードチェンジが終了した際の「フィニッシュ!」ていうナレーションが、
どう聞いても「フィニッチュ!!」にしか聞こえない
ちょいなまった英語でして…。
車内にどっと笑いが起こっていました笑。
土日祝は1日1便のみ、高知県の室戸まで行っているようです。
相当遠いのですが、海もキレイだったし、
宍喰温泉のお湯はトロトロ。
興味ある方は、覚悟して(笑)行ってみてください!