清く正しくたくましく♪

関西出身・アラフィフ・おひとりさま、ろびんの日記です。旅日記を中心に、お出かけ・東京生活・美味しいもの・乳がんサバイバーの体調などなど、つらつらと綴っています

東京散歩 ~旧万世橋駅のレトロな階段

 

むかーし、むかし、

中央線の神田駅と御茶ノ水駅の間に「万世橋」駅という駅がありました。

 

1912年(明治45年)開業。

今の東京駅を彷彿とさせる、それはそれは壮麗な赤レンガ駅だったそうで、

東京市電との乗換ターミナルとして栄えていたそう。

 

関東大震災で駅舎消失。

2代目駅舎が完成しますが、

1936年(昭和11年)、当時の鉄道博物館が併設されると、

その後時代とともに乗降人員が徐々に減少。

1943年(昭和18年)、万世橋駅はその役目を終えました。

 

その後、交通博物館として生まれ変わり、

交通博物館が埼玉へ移動したのちにリノベされ、

現在は、「マーチエキュート神田万世橋」という商業施設となっています。

 

そういえば、子供の頃、鉄道好きの弟がいたので

家族で交通博物館へ行ったことをふと思い出しました。

ここだったんですね(笑)。

 

神田川にかかる万世橋から眺めた様子。

上は中央線の線路。

要は高架下にある商業施設ですね。

 

反対側から。

当時そのままなのか、ところどころ崩れたレンガがいい感じに

レトロ感を醸し出しています。

 

1912年当時の階段が残っていて、その昔ホームだった場所に上がることができます。

 

都会のど真ん中だけど人がいないとちと怖い・・・。

昔のホームだったところはガラスに囲まれ、

カフェとちょっとした憩いの場になっています。

カフェは16時までの営業で

残念ながら行った時にはですでにクローズ。

憩いの場は思った以上に狭く、ホームだった面影もほとんどなく、

まあ、言うなればビニールハウスの中にいるような感覚ですね。

 

駅の柱にかかっていた紺地にひらがな白字の駅名標が残っていて

坊主頭のてっちゃん男子2人組が

それはそれは楽しそうにその駅名標とともに写真の撮り合いっこをしていたので

邪魔するわけにも行かず、そこは写真撮れず…。

 

このビニールハウス風憩いの場は、

すぐ横は現在の中央線が通っている線路なので、

てっちゃんにしたらウハウハのロケーションに違いありません。

 

帰りは1935階段を降ります。

こちらは、1935年に設置された階段です。

 

高架下は、「ブルーボトルコーヒー」や、

クラフトビールが楽しめる「常陸野ブルーイング・ラボ」や

日本酒の「木内酒造」などのバーやレストランの他、

ワーキングスペースなんかもありました。

 

緊急事態宣言下のため、クラフトビール屋さんは残念ながら休業中。

夜は、きっとステキな雰囲気の中飲めそうですよ。