清く正しくたくましく♪

関西出身・アラフィフ・おひとりさま、ろびんの日記です。旅日記を中心に、お出かけ・東京生活・美味しいもの・乳がんサバイバーの体調などなど、つらつらと綴っています

34年前の!初めてのインド旅行 絵日記公開【11】ムンバイまで33時間列車の旅

★10日目:1990年3月6日(火)

今回は、ベナレス駅の駅員さんや、ツーリストオフィスの人に親切にしてもらい

何事もなく一等車に乗ることができた。

一等の寝台のコンパートメントは2段ベッドの4人制になっている。

あまりキレイとは言えないが、結構広い。

天井には扇風機が4つ、中から鍵もかかるようになっている。

 

45分遅れで、アラーハーバード駅到着。

ここでパンやクッキー、オレンジ、レーワリ―(インドの丸い甘いお菓子。

硬くておこしに似た味がする)などの食料を買い込む。

アラーハーバードはガンジス川ヤムナー川の合流地点で

比較的大きな街だ。

「チャーイ!チャーイ!」と叫んでいるチャイ売りからチャイを一杯購入。

甘いけれど美味しい。

 

夕食に頼んでおいたターリーが、途中の駅から運ばれてきた。

ずっと食べたいと思っていた本場のターリーだが、はっきり言ってまずい。

冷めているし、カレーがとにかく辛すぎる。ご飯は例の細長パサパサ米。

ダールという豆スープだけがかろうじて食べられたって感じ。

一緒についていたヨーグルトはお酢の味。

申し訳ないがほとんど残してしまった。

夜はまたまたものすごく寒い。

暑い方に行くから大丈夫かなと思ったのだが、あまかった…。

駅で毛布を借りとくんだった。

 

夜に一人のおじさんが私たちのコンパートメントに乗り込んできた。

(私たちの貸し切りじゃなかったんや!!)

寒がっている私に、そのおじさんは親切にもシーツを貸してくれた。

「私には毛布があるから」とペーズリー模様のシーツを手渡してくれた。

シーツだったので、頭の先から足の先までかぶってもまだ寒かったが

おじさん、ありがとう。

ターバンにスーツにスニーカーといういでたちの車掌さん。

窓から何かちょうだいの手をいれてくる少女をはらってくれた。