清く正しくたくましく♪

関西出身・アラフィフ・おひとりさま、ろびんの日記です。旅日記を中心に、お出かけ・東京生活・美味しいもの・乳がんサバイバーの体調などなど、つらつらと綴っています

ガンバレ!銚子電鉄

すみません、

先日、県を越えて外出してしまいました・・・。

 

ローカル線で約2時間半、

がたごと揺られて向かったのは千葉県銚子。

 

JR銚子駅から銚子電気鉄道という小さな電車が走っています。

 

JR銚子駅のホームの端っこが銚子電鉄銚子駅

切符売り場もないし、

これが駅かどうかもよく分からないくらい駅名の看板も小さく、

電車がやってきて始めて、やっぱりここが乗り場だったのねと安堵するという笑。

心配していた切符は、車内で車掌さんが売りにきます。

(ちなみにSuicaなどのICカードは使えません)

1日乗り放題切符は700円。

 

で、この車掌さん、なぜか制服がぶかぶか。

しかもかなり童顔で、どこからどう見ても

どうせすぐ成長するんだからとぶかぶかの制服をあてがわれた

中学一年生のよう笑。

帰りは女性車掌さんだったんだけど、彼女もぶかぶか。

経営状態が悪いとはいえ、ちゃんとサイズにあった制服を作ってあげてほしいわ~。

 

電車は、2両編成。

うち一両は、こんなレトロな車両でした。

 

全線乗っても6.4キロメートル、

約20分で終点の外川(とかわ)駅に到着です。

駅の周辺には本当に何もなく、

昔活躍していたデハ801系だけがぽつんと置かれています。

床は木、扇風機も年季入ってるけど、

なんと!2010年まで現役で走っていたそうです。

 

途中駅の本銚子駅は「上り調子 本調子 京葉東和薬品 本銚子駅」、

笠上黒生駅は、「髪毛黒生  笠上黒生(かさがみくろはえ)駅」など、

ネーミングライツで、どの駅もよく分からん不思議な愛称が。

とかわは「ありがとう」。終点まで乗ってくれてありがとう、なんかな???

 

帰りは、往路とはまた違うかわいらしいピンクの車体です。

ピンクニュージンジャー号?

銚子電鉄ゆるキャラかなんかですかね?

 

そして乗り込んでビックリ!

想像を絶するデコレーションで、

キャッキャッと写真を撮る子供たちとワタクシ笑。

 

犬吠埼の最寄り駅、犬吠駅の看板はアズレージョ

なぜかポルトガル風。

 

銚子電鉄は、さっきのネーミングライツもだけど、

沿線の方のためにも鉄道を走らせ続けなければ!と

鉄道業だけでは苦しい経営を打破すべく、なんでもありの驚くほどのアイデアで、

多角経営をされています。

銚子電鉄といえば、ぬれ煎餅というくらい、ぬれ煎餅が有名だそうだけど

それ以外にも、クラウドファンディング

「電車を止めるな!~のろいの6.4km~」という映画も作ってしまったようだし、

売るものがなくなってきたので音売ります、と

走行音やドアの開閉音などの音を配信したり、

なんかおもろいことをたくさんされてますわ。

 

お土産に買ったのは、うまい棒ならぬ、「まずい棒」。

味が不味いのではなく、経営状況が「まずい」という自虐的なお菓子。

で、この「まずい棒」に、岩下食品とコラボして、

「激しく辛いまずい棒 岩下の新生姜味」が新発売されたそうで、

さきほどのピンクニュージンジャー号は、どうもこの宣伝のよう。

 

ちなみにこの激しく辛いの辛いは、

「からい」ではなく(経営が激しく)「つらい」やて笑。

 

やることも、コピーのセンスもなんだか関西チックで、

なんだか応援したくなりますねー。

 

ガンバレ!銚子電鉄