すみません、
先日、県を越えて外出してしまいました・・・。
ローカル線で約2時間半、
がたごと揺られて向かったのは千葉県銚子。
切符売り場もないし、
これが駅かどうかもよく分からないくらい駅名の看板も小さく、
電車がやってきて始めて、やっぱりここが乗り場だったのねと安堵するという笑。
心配していた切符は、車内で車掌さんが売りにきます。
1日乗り放題切符は700円。
で、この車掌さん、なぜか制服がぶかぶか。
しかもかなり童顔で、どこからどう見ても
どうせすぐ成長するんだからとぶかぶかの制服をあてがわれた
中学一年生のよう笑。
帰りは女性車掌さんだったんだけど、彼女もぶかぶか。
経営状態が悪いとはいえ、ちゃんとサイズにあった制服を作ってあげてほしいわ~。
電車は、2両編成。
うち一両は、こんなレトロな車両でした。
全線乗っても6.4キロメートル、
約20分で終点の外川(とかわ)駅に到着です。
駅の周辺には本当に何もなく、
昔活躍していたデハ801系だけがぽつんと置かれています。
床は木、扇風機も年季入ってるけど、
なんと!2010年まで現役で走っていたそうです。
途中駅の本銚子駅は「上り調子 本調子 京葉東和薬品 本銚子駅」、
笠上黒生駅は、「髪毛黒生 笠上黒生(かさがみくろはえ)駅」など、
ネーミングライツで、どの駅もよく分からん不思議な愛称が。
とかわは「ありがとう」。終点まで乗ってくれてありがとう、なんかな???
帰りは、往路とはまた違うかわいらしいピンクの車体です。
ピンクニュージンジャー号?
そして乗り込んでビックリ!
想像を絶するデコレーションで、
キャッキャッと写真を撮る子供たちとワタクシ笑。
なぜかポルトガル風。
沿線の方のためにも鉄道を走らせ続けなければ!と
鉄道業だけでは苦しい経営を打破すべく、なんでもありの驚くほどのアイデアで、
多角経営をされています。
銚子電鉄といえば、ぬれ煎餅というくらい、ぬれ煎餅が有名だそうだけど
それ以外にも、クラウドファンディングで
「電車を止めるな!~のろいの6.4km~」という映画も作ってしまったようだし、
売るものがなくなってきたので音売ります、と
走行音やドアの開閉音などの音を配信したり、
なんかおもろいことをたくさんされてますわ。
お土産に買ったのは、うまい棒ならぬ、「まずい棒」。
味が不味いのではなく、経営状況が「まずい」という自虐的なお菓子。
で、この「まずい棒」に、岩下食品とコラボして、
「激しく辛いまずい棒 岩下の新生姜味」が新発売されたそうで、
さきほどのピンクニュージンジャー号は、どうもこの宣伝のよう。
ちなみにこの激しく辛いの辛いは、
「からい」ではなく(経営が激しく)「つらい」やて笑。
やることも、コピーのセンスもなんだか関西チックで、
なんだか応援したくなりますねー。
ガンバレ!銚子電鉄!