清く正しくたくましく♪

関西出身・アラフィフ・おひとりさま、ろびんの日記です。旅日記を中心に、お出かけ・東京生活・美味しいもの・乳がんサバイバーの体調などなど、つらつらと綴っています

西吉野の王隠堂レストランのお野菜たっぷりランチ

奈良県は西吉野にある農悠舎王隠堂レストラン。

 

近鉄橿原神宮駅から車で約40分くらいなので、

自宅からは片道約2時間!もはやプチ旅行です。

 

完全予約制のレストランで、

王隠堂とはこのレストランを運営している農業法人の代表者の方の苗字です。

なんでも、南北朝時代後醍醐天皇をかくまったことから授かった姓と

言われているというから驚きです。

 

サイトよると、

農薬をできるだけ使わない有機農業への転換と同時に、生産者の手から消費者の手へ、安全・安心な農産物を直接届ける「産直事業」をスタート。以来、約半世紀にわたり奥大和の特産品である柿・梅を中心に、野菜、くだものの栽培と加工品の製造・販売を手がけています。旬の野菜レストラン、里山暮らし体験の企画・運営を通して、奥大和の食と農の魅力を広げ、歴史・文化を未来へつなぐ活動も展開しています。

昔から、まだ「SDGs」なんて言葉がない頃から、

すでにサステナブルな営みをされてきている会社なのですね。

 

そんな会社が運営しているレストラン、

自然と期待が高まります。

細い山道を進み、こんなところどうやって通学するんやろ?と思わずにはいられない
西吉野農業高校を抜けたところにありました。やっと到着!

幕末に建てられた旧家を改装したレストラン。

由緒正しい雰囲気が漂っています。

とってもいい感じ。ここで食べれるのかしら?と思いながら

入口はもう少し先のようなので、どんどん進みます。

入口に到着。

改装されているとはいえ、150年は経っている旧家。歴史を感じます。

広々とした和室に、本日のお客は私たちを含めて2組のみ(もう一組は香港人家族!)。

写真ではわかりにくいけど、結構な高台にあり、見下ろす形で景色を楽しめます。
予約時に、冷房がないので覚悟してきて下さいと言われたけど、
風がよく通って、風鈴と打ち水のおかげか、自然の風がむしろ心地よい~。

ランチは、3つのコースがあるのですが、

今回は、3,600円のコースを頼みました。

たっぷりのお野菜料理に、牛肉かアユの味噌煮かあまごのフライかが選べます。

お野菜づくしのお食事。ほぼ自家製のお野菜で、本当に優しい味付け。
手前は葛入りそうめん。夏限定のメニューだそうです。

お野菜の煮物。隠れているけど、じゃがいもも入っていて、これが超絶に美味しかった!

単なるサラダだけどしゃきしゃきで美味しい!八朔と甘夏のあいのこの
サマーフレッシュという柑橘で作られた自家製のドレッシングでいただきます。

野菜の天ぷら。奈良ならではの当帰の天ぷらは、確かにほんのりと漢方臭かったけど、
そんなに気にならず、春野菜のような感じ。お塩でいただきます。

メインは牛肉を頼んだのだけど、写真撮るの忘れた笑

そして、薪火のかまどで炊いたご飯とお味噌汁がついて、最後はデザート。

期待を裏切らない、いや、期待を大きく上回る、大満足のランチでした。

デザートは青梅のシロップ漬けと桃。みずみずしい~。

お食事も素晴らしいけど、歴史を感じさせる建物も見る価値ありで、食後は少し見学。
こちらは蔵。

贅沢なくらい広々とした間取りの和室。

 

だいぶ遠いので、おいそれと簡単に来られる場所ではないのが残念だけど、

季節ごとに旬のお野菜を味わいに、わざわざ来たいレストランでした(^^)。