最近、新しく開発された
香港の西九龍文化地区に行ってきました。
MTR九龍駅から、エレメンツショッピングセンターを抜けて
行ったのだけど、意外と遠い💦
お目当ては、Ⅿ+という美術館。
政観のHPによると、
20世紀と21世紀のビジュアルアート、デザイン、建築、映像、
香港のヴィジュアル・カルチャーを網羅するコレクションを有する
アジア初のグローバルなヴィジュアル・カルチャー美術館とのこと。
展示スペースは17,000平方メートルもあるそうで、
とにかく、とてつもなく規模のでかい美術館なのでした。
テレビのような形の部分は、
実はまさしくテレビのように映像が映るようになっていて、
建物の外壁一面がLEDになっています。
泊まったマンダリンオリエンタルからは、
IFCのビルが邪魔となって見えなかったのだけど、
香港の夜景に、一段とキラキラと輝く新たなスポットになっているんだろうなぁ。
チケット売り場もなんだかおしゃれ。
ちょうど草間彌生展「Yayoi Kusama: 1945 to Now 」をやっていたので、
その特別展を含んだチケット、240香港ドルを購入します。
草間彌生展は、2階と地下の2フロアでやっていて、
先ずは2階から回ります。
一度大阪で草間彌生展を見たこともあったけど、
水玉以外のモチーフを使った絵画や、不思議なオブジェなど、
日本では見たことのない膨大なコレクション。
かなり見ごたえがあります。
地下に降りると、草間彌生さんならではの水玉模様のロープ(?)が
無造作に垂れ下がっている、実はこれも作品です。
そしてこのロープの作品の近くにある扉を開くと、
なんとまぁ!びっくり!不思議な水玉の世界が広がっていました。
四方八方を黒地に白い水玉模様の壁に囲まれた部屋に
大小さまざまな水玉のボールが上下左右あちこちに転がっている不思議な空間。
さらにこの中に小部屋があって、中に入ってみると、
壁も床も天井も鏡と水玉に囲まれて
もう何がなんだか分からない魔訶不思議な空間となっていました。
いやぁ、楽しい♪
他にも、いろいろな展示会をしていたのだけど、
中国やアジア人による現在アートが多かったです。
?????な作品も多かったけど、
贅沢なくらいの広々としたスペースの中、
ゆったりと、好きなだけ、芸術に没入できる空間となっていました。
この作品はね、人間の肘や膝を使って、山水画風にしている作品。
面白いですよね。
ミュージアムショップも充実の広さ。
草間彌生バージョンになっていました~。
こちらは、今回時間がなく行けなかった香港故宮文化博物館。
故宮博物院の美術品が展示されているで、
ここ香港でしか見られない美術品もあるそうですよ。
ここ西九龍文化地区は、アート施設の他にも、
周りは、芝生が広がる公園になっていて、
行った3月上旬は、湿気もなく過ごしやすい気温だったので、
レジャーシートを敷いてピクニックをしている香港人がいっぱい。
テラス席が気持ちよさそうなカフェやレストランも。
ビクトリア湾沿いには、散歩にぴったりなプロムナードも。
夜景もキレそうですね。
美術が好きな人なら1日楽しめると思います。
好きじゃない人も、お散歩や、テラス席でのお食事とかお酒とか、
向かいの香港島の夜景とか、いろいろ楽しめそうです。
★M+
West Kowloon Cultural District, 38 Museum Drive, Kowloon, Hong Kong
Yayoi Kusama: 1945 to Now 展は、2023年5月14日までです。