清く正しくたくましく♪

関西出身・アラフィフ・おひとりさま、ろびんの日記です。旅日記を中心に、お出かけ・東京生活・美味しいもの・乳がんサバイバーの体調などなど、つらつらと綴っています

大人の遠足 ココ・ファーム・ワイナリーの収穫祭に行ってきた

 

栃木県足利市にある、ココ・ファーム・ワイナリー。

 

以前鎌倉のイタリアンのお店で飲んで美味しかったここのロゼ。

そして知的障害者たちが働くワイナリーということでも気になっていました。

 

で、昨日と今日の2日間、

山の斜面に広がる葡萄畑を会場に、

音楽を聴きながらワインを楽しめる「第39回収穫祭」があると聞き、

昨日、友人と行ってきました。

ここ2年間はコロナ禍でオンライン開催だったそうですが、

今年は事前予約制での、人数を絞っての久しぶりの開催だったようです。

しかし、昨日に行っておいて良かった!

今日は曇りで肌寒く、これから雨も降ってくる予報だけど、

昨日は、もう雲ひとつない、最高のお天気!

しかも、外のイベントやしと思って、

ヒートテックを着ていったことを激しく後悔した、ぬくぬく具合。

レジャーシートを敷いて、美味しいワインとフードを堪能した

まさしく大人の遠足そのものだったのでした。

 

会費は@4,800円。

首からかけられる仕様になっているドリンクホルダーと、

ガラス製のワイングラス、缶バッジ、

白か赤かロゼか出来立てのワインのいずれか1本と引き換えられる引換券が付いてくる

ハーベストキットをもらって、坂道を登ります。

向かって右側に広がる葡萄畑には、皆レジャーシートを敷いて

楽しく談笑中。

 

12時前に到着したものの、いい場所はもう結構埋まっていて、

一番上のフードコーナーの駐車場近くに場所をゲット。

(ちなみに、レジャーシート持参はMUSTです。

 リピーターの方は、キャンプ用の折り畳み椅子でくつろぎ、

 初心者は、会場で配られるマップをお尻に敷いてなんとかすます、

 そんな絵図が広がっていました笑)

目の前には青い空。

そしてここでしか飲めない「できたてワイン」をいただきます。

いわば、ボジョレーヌーボーですね。

ロゼを思わせる綺麗な色で、

タンクから直接ガラスビン(720ml)に入れて提供されます。

酵母が生きているフレッシュでフルーティなワイン。

アルコール分も少ないらしく、本当に軽く飲みやすいので、

ごくごく飲めちゃう。

飲み過ぎにご注意ください、と注意書きにあったけど

1人720ml飲み干してしまった・・・。

 

フードはおつまみレベルかなと、あまり期待していなかったのだけど、

骨付きソーセージや、牛タンの串焼きやチーズなど、

かなりレベル高し。

 

葡萄畑の真ん中あたりのステージからはだいぶ離れていたので

音楽は全く聞こえなかったけど、

もう大満足の収穫祭なのでした。

 

 

このココ・ファーム・ワイナリーは、

1950年代に、当時の特殊学級の中学生たちと

その担任教師によって開墾された葡萄畑が発端になっているそうです。

知的障害者たちの自立を目的に「こころみ学園」が創設され、

以来ずっと除草剤や化学肥料を使うことなく、

こころみ学園の園生が、手間暇かけて葡萄を作っているそう。

その後、ワイナリーが立ち上がり、

天然の野生酵母や野生乳酸菌を中心に発酵させた

100%日本産ワインを生産していると。

 

ここではずっと昔からSDGsの精神が培われてきたんですね。

 

こういうストーリーがある日本の生産者さんが

最近とっても気になっているというか、好きです。

 

私より若い世代にも、

そういった原点回帰みたいな考え方を持っている人が増えているような気がして

日本も捨てたもんじゃないなと、期待がもてる。

 

日本の将来のためにも、国はこういう方々をもっと応援してほしいなあ。

今のところ、

私はこういった良いものを購入することでしか応援できないけど、

そういうささやかな応援は続けていくつもり。

 

 

ちなみに、この収穫祭へのアクセスには、

専用のシャトルバス(片道@500円)が足利市駅からピストン運行されていて、

非常にスムーズでした。

いやあ、全てがうまく運営されているなぁとおばちゃん感心してます(笑)