地下30メートル、気温11℃の世界に行ってきた
暑くなったら行こうと、
密かに書き溜めているワタクシの「行きたいところ」リストに
リストアップしていたとある場所にやっと行ってきました。
栃木県宇都宮市にある「大谷(おおや)資料館」。
東京から宇都宮までは、車で片道約2時間ほど。
今回の行程は下記。
★高橋餃子でランチ
↓
★大谷資料館
↓
★若山農場 若竹の杜
11:30頃に宇都宮に到着。
宇都宮と言えば餃子!
ということで、餃子一択で先ずはランチに向かいます。
今回行ったのは「高橋餃子」。
宇都宮の郊外、多気山の方へ走る下野萩の道沿いにある
小さなお店。
こんな辺鄙な場所にあるのに(失礼!!)、
11:30の開店に少し遅れて到着したけど、すでにお待ちのお客様がおりました。
でも、そこは餃子屋。
意外と回転が速く、そんなに待つことなくお店に入れました。
オーダーしたのは、
ニラ餃子、イベリコ餃子、スープ餃子、ミニラーメン、ビール。
特にニラ餃子が絶品。
餡がとっても柔らかくてね、どんどん箸が(ビールが!?)進みます。
ニラ餃子が5個も入ったスープ餃子も、いやぁ、旨い!!
しかも、それぞれのお値段が300円前後という、
ビックリ価格。
小麦の値段が高騰しているのに大丈夫なんかいな?と心配になってしまいます。
ランチタイムは、13:30に閉店しちゃうそうなので、
早めに行くことをおススメします。
さて、その後、いよいよ、
ここから車で5分ほどの大谷資料館へ向かいます。
Googleマップによると、この周辺は、
カネホン採石場や、大谷の奇岩群など、
なんか興味深い観光地がたくさん出てくる。
そして、近づくにつれ、周辺の景色も
岩山だらけになっていきます。
大谷資料館の境内にもこんな岩山がそびえ立っている。
ここ大谷資料館の地下採掘場跡は、
大正8年から昭和61年までの約70年間、
大谷石を掘り出して出来た巨大な地下空間。
戦争中は軍需工場になったり、戦後は政府米の貯蔵庫になったり、
そして最近は、ここで映画の撮影があったり、
コンサートが開催されたり、
車の展示会があったりと様々な用途で利用されているそう。
そして、広さは、なんと野球場ひとつ分に匹敵する2万平方メートル、
深さは最大30メートルにも及ぶそうで、
坑内への入口は、↓この建物の中にあるんだけど、
まさかそんな広大な地下空間がこの下にあるとは、想像だにできませんねぇ。
チケットもここで購入します。
入場料は大人800円。
坑内へはこんな階段を下りて行きます。
どんどん地下に降りて行きます。
今日の気温は、11℃だって。
持参したカーデガンを羽織って、少し寒いくらい。
(この日の外気温は、33度ほど。出た時が怖いですわ)
こちらは、ツルハシで手作業で堀り下げていった時の壁。
そして、これが機械で切り取った壁。
ここ大谷では、江戸時代の中頃から採掘が始まったのですが、
昭和35年頃までは、ツルハシ類と、
石を運ぶときの背負子だけで作業していたというから驚きです。
その後、機械化され、手彫りの時代から採掘量は2倍になったとのこと。
地下採掘場の一番下まで下りてきました。
とにかく、本当に広いのですーー。
たまたまなのか假屋崎省吾さんの作品が飾られていました。
水面に映る作品、幻想的です。
(でも、この水溜まり、実は30cmくらいしか深さはないそう)
ここではあのアイルランドの歌姫エンヤがコンサートをしたそうです。
あの歌声とこの雰囲気、めちゃくちゃあってますねぇ。
結婚式もできるみたいです。
資料館の横には、あのちょっと昭和感ただよう資料館の建物とは
全く毛色の異なるオシャレなレストランやお土産屋さんがあります。
とあるサイトで見た大谷石で出来たこの植木鉢が欲しくて買ってきました。
中の多肉植物は色々選べて、確か1,600円ほど。
ちょっと重たいけど、先日新しく買ったマホガニー色のちゃぶ台に置いても
しっくりきます。
その後、ここから車ですぐの、若山農場 若竹の杜へ。
農場という名前ですが、一面竹林の農場で、
ぐるりと竹林の中を散策することが出来ます。
入場料:大人500円。
途中の茶屋でのお抹茶とのセット券が1,000円で、おトクです。
(お抹茶セット単体は750円)
竹林の中には一部栗園もあり、栗の若い子がもう生まれていました。
痛そうに見えるけど、棘はまだふにゃふにゃ(笑)。
眼にも優しい緑色に囲まての散策、風も通ってめちゃくちゃ気持ちいい~~。
京都には申し訳ないけど、
嵐山の竹林の小径の数倍も、規模も竹林感もすごいです。
金明孟宗竹という、胴体部分が黄金色の竹。
この農場では、こんな竹林の中で、
テントを貸し出しての「野宿」という宿泊コースがあるのだけど、
昼間は綺麗だけど、夜、ここでのおねんねはちょっと怖いよね💦
竹の中に悠然と立つ欅の大木。
こんなすてきなブランコも。
途中の茶屋でいただけるお抹茶。
さすがに今日はアイスのお抹茶で、ここでとれた栗のお菓子とともに。
そして、この竹の器はお持ち帰りOKなのです。
なかなかユニークな観光地を巡ることが出来て、大満足の栃木、宇都宮旅。
いずれも暑~い時期に涼を求めて行ってみるのがオススメです。