「白神矢立 湯源郷の宿 日景温泉」。
この辺りの人はお買い物には弘前に出ると言っていましたが、
青森市からでも車で約1時間と
高速を抜け、対向車に注意!と書かれた看板が
ところどころに建つ細い道を行くと、
ぽつんと一軒家的にそのお宿はありました。
山の中だからか、ここの桜は満開。
のどかな景色です。
フロントの横には広々としたラウンジがあります。
ここでは、コーヒーや紅茶が飲み放題。
そしてお風呂上りには嬉しい!アイスクリームも食べ放題♪
写真中央の冷蔵庫の中にはアイスクリームがぎっしり入っているの~。
お風呂は、大浴場のほかに家族風呂が5つ。
秋田弁なのかな、響きがかわいい、
・めんけ湯っこ北あっち
・めんけ湯っこ南あっち
・滝見の湯っこ
・あんべいい湯っこ
・うるげる湯っこ
それぞれこんな名前がついていました。
異なる源泉があるそうで、
めんけ湯っこは、硫黄泉の内風呂。
その他の3つは炭酸泉の露天風呂となっています。
家族風呂は予約制。
ラウンジにあるこんな黒板で予約をします。
到着日と翌日の2回入ることができるのですが、
部屋番号が書かれたマグネットを2つもらえて、
黒板に書かれた希望の時間の上にぺたっと貼るという
しごく簡単かつ分かりやすいシステム。
「23:00~翌朝05:00までの間なら予約なしで入ってもらっていいですよ」と
言われ、23:00頃なら入れるかもと思ったけど
結果、美味しい秋田の日本酒とお部屋のシモンズベッドのせいで
ぐっすり眠りについていました笑。
夕食前や朝食前のいい時間は結構埋まっていたりするので、
15:00のチェックイン時間すぐに来ることをおススメします。
到着日の夕食前に入った、あんべいい湯っこ。
白濁した、いいお湯です。
翌日の朝食前に入ったのが、めんけ湯っこ北あっち。
源泉がすぐ近くにあるお風呂です。
ここ日景温泉は、硫黄というか
普通の硫黄ともちょっと違うなんか混ざり合ったような匂いがしていて、
お宿に近づくと、車の中からでもその匂いが分かるくらい。
ほぼ源泉かけ流しの濃い泉質が特徴だそうで、
大浴場も含めて、今回も計4回お風呂に浸かったのだけど、
おうちに帰ってからのも2日ほど自分の体から硫黄の匂いが漂っていたほど。
露店風呂もある大浴場も昭和の香りプンプンのレトロな感じで、
何回も言うけど、いいお湯です。
さて、今回泊まったお部屋は、杉こだち。
秋田杉のプレートが、ステキです。
お部屋はリビング部分とベッドルームの二間続きの
か・な・り広いお部屋です。
どの部屋も間取りは違えど二間からなる、
要はこれがここのスタンダードな広さなんです。
そのかわり、テレビはありません。
昭和初期の木造建築のため物音が響きやすいので
夜は静かにね、と注意書きがあったけど、
確かに上の方の足音とかがたまに聞こえたけど、
さすがぽつんと一軒家、本当に静かでしたよ。
「弱いんですけどねぇ」とお宿の方が言っていたWi-Fiは
問題なくきちんとつながっていました。
部屋にはお風呂もないけど、たくさんお風呂があるので全然問題なし。
そして、一番搾りとお~いお茶が1人一本ずつ、
さらに2リットルの白神山地のミネラルウォーターも無料でついています。
お風呂用にバスタオルも入る大きめの籠バッグもあるし、
タオル掛けも大きいし、いやあ実に使い勝手のよい、
また不思議と落ち着くお部屋でした。
いよいよ、お待ちかねの夕食。
口コミを見ても、お食事の評価がめちゃくちゃ高いので期待は高まる。
今回はスタンダードのお食事にしたのですが、
それでも大大満足でした。
特に美味しかったのが、雪の下人参の冷製スープ。
サワークリームと絡めて食べる(飲む?)んだけど、
甘くて、もう一杯おかわりしたいくらいやった笑。
大館桜豚の蒸籠蒸し。
〆の炭水化物は、秋田名物きりたんぽ。
1人ずつ曲げわっぱの器で。
曲げわっぱってめちゃくちゃ軽いんだよね。
そして出汁が染み込んだきりたんぽは涙が出るほど美味しい。
品数多く、でもそれぞれが上品な量だったので、
しっかり完食です。
ところで、これ。
お風呂場の戸に貼られていたステッカー。
こういうの好きやわ~笑。
秋田弁、どこかユーモラスですよね。
熊本県にある天河山荘というお宿がとにかく好きで
毎年通っているんだけど、
(ちょっと昔だけど、天河山荘ってこんなお宿)
それに匹敵するお宿を新しく見つけた感じです。