清く正しくたくましく♪

関西出身・アラフィフ・おひとりさま、ろびんの日記です。旅日記を中心に、お出かけ・東京生活・美味しいもの・乳がんサバイバーの体調などなど、つらつらと綴っています

2泊3日で青森に行ってきたVol.2 ~三内丸山遺跡で縄文時代にタイムスリップ~

 

Day2:4月29日(金)

  09:00ホテル出発

  青森市内の三内丸山遺跡へ(弘前から車で約40分)

  昼食は、駅前のAUGAのB1にある新鮮市場内の「丸青食堂」にて

  その後、「ねぶたの家 ワ・ラッセ」へ

  お泊まりは、秋田県の日景温泉(青森市内から車で約1時間ちょっと)

 

青森旅行の2日目。

 

旅行前の天気予報では薄曇りだったのに、

朝起きると空はかなりどんより。

そして午後には雨が降る予報に!!

 

本当は今日、十和田湖奥入瀬に行く予定だったのだが、

雨の奥入瀬ってどうよ!?ということで

調べてみると、

弘前~青森間、青森~日景温泉間は高速を使うと意外と近いことが分かり、

多少無駄な動きは出てしまうけど、

急遽今日の予定と明日の予定をそっくりそのままスイッチすることにしました。

 

余談だけど、

GW後半の観光地や高速道路の混雑具合がテレビで放映されているけど、

GW前半の29日の弘前~青森間、青森~日景温泉間の高速道路は

決して誇張でもなんでもなく、ほぼ貸切状態レベルの空き空き具合。

東北の人は旅行しないのかしら?とちょっと心配になるレベルでした。

 

さて、青森市内にある三内丸山遺跡は、

「北海道・北東北の縄文遺跡群」として

世界文化遺産に登録された17か所の遺跡のうちの一つ。

 

スポーツ施設を計画していたところ、

色々と出てきて、1992年から発掘調査が始まったそうです。

建物内には、遺跡を紹介するシアターや、

埴輪や縄文土器などの出土品、

縄文人の一生などが展示されている「さんまるミュージアム」があります。

そして屋外の遺跡エリアは、

約1時間のボランティアガイドによるツアーがあるので

それに参加してみました。

 

屋内エリアから屋外の遺跡エリアの間には、

「時遊トンネル」というトンネルがあって、それを通り抜けると、

なんということでしょう!

縄文時代にタイムススリップしておりました笑。

紀元前約3,900年~2,200年というから、

現在からさかのぼることかれこれ5,900年~4,200年ほど前の集落です。

縄文時代の前期から中期にあたるそうです。

縄文時代って長いのね)

ガイドさんによると、その頃の日本は今よりも温暖で、

青森のこの辺りはかなり住みやすい気候だったそう。

広大な遺跡の周りには栗の木がたくさん植えられているのだけど、

その時代には、すでに人の手によって栗の木が植えられていて、

建物の柱には栗の木が使われています。

 

竪穴建物は、もちろん復元だけど、

地面を少し彫り込んで作られていて

中央には炉がありました。

この集落からは、なんと!550棟以上見つかっているそう。

かなり大きな集落だったのね。

 

↓集落の中心にあったと想定される柱跡。

長さ15メートルというから、かなり大型の建物です。

復元ですが、こんな集会所だったのでしょうね。

高床式の建物の足の部分。

釘もない時代に、すごいですよね。

高い技術力が見てとれます。

6本柱の跡は、ひとつの穴の直径・深さが、ともに約2メートル。

その中には栗の木の柱が残っていたそうです。

こんな建物が建っていたのではないかと推測されるものがこちら↓

何に使われていたのかはいまだ謎のまま。

この頃のツールといえば、まだ石。

 

こんな大きな木を運んで、石で切って、加工して、

なんて作業をどうやってやっていたのでしょうね。

 

出土されている土偶縄文式土器やアクセサリーもセンスいいし、

盛土と呼ばれるゴミ捨て場やお墓などを見ても

かなり高度な、しかも文化的な生活をしていたと想像できます。

 

想像力を巡らせてみると

本当に縄文時代にタイムスリップしたような感じになれますよ。

 

思った以上に充実した観光だったので、

隣接する青森県立美術館へ行く時間がなくなってしまった・・・。

 

なので、そのまま青森駅近くへランチに向かいます。

駅前のAUGAというショッピングモール(?)の地下が

水産物やお土産が売っている新鮮市場という市場になっているんだけど、

その中の口コミで評価が高い「丸青食堂」が目的地。

 

ところが、この新鮮市場もまた、

お客さんがほとんどいなくて閑散としている・・・。

でも、この丸青食堂だけはお客さんがいっぱいいました。

カウンター以外にも、通路を挟んで向かい側にテーブル席もあります。

 

お寿司のランチをいただきました。

ネタが大きく、かつ新鮮でほんまに美味しい!

ほたての醤油焼きもオーダー。

貝柱の厚さがめちゃくちゃあって、ふっくら柔らかくジューシー。

今まで食べたホタテ焼きの中で一番美味しかったかも。

これに魚の出汁がきいたお味噌汁(これまた美味しかった!)がついて

3,000円ほどでした。

 

ランチの後は、ベイエリアにある「ねぶたの家ワ・ラッセ」へ。

ほんまもんのねぶた祭りはなかなか見ることができないので、

せめてね。

 

一言でねぶた祭りといっても、

実は青森県の様々な場所で行われていて、

例えば、弘前のねぶたは、扇型の「扇ねぶた」、

五所川原のねぶたは、とにかく縦に高い「立ねぶた」

と色々あるようです。

 

実際のねぶたが広いホールに一同に展示されている様はかなりの迫力。

↓こちらは、初の女性ねぶた作家の方によるもの。

作成途中のも展示されていました。

針金で形作り、和紙を貼って彩色、という行程がよく分かりますね。

 

まあ、そんなに雨にあうこともなく、

青森観光を堪能した後は、本日のお宿へ。

秋田県にほんのちょっと足を踏み入れたところにひっそりと佇む日景温泉。

かなりの秘湯ということでわくわくが止まらない~。

 

続く~。

 

三内丸山遺跡

 JR青森駅からバスで約30分

 JR新青森駅からシャトルルートバスねぶたん号で約15分

 入場料:大人410円

 

★ねぶたの家ワ・ラッセ

 JR青森駅から徒歩1分

 入場料:大人620円