東京に来たら、浮世絵を見たい!とずっと思っていたんだけど、
やっとこさ実現(1年以上も経っていたよ・・・)。
ということで、墨田区にあるすみだ北斎美術館へ行ってまいりました。
(2021年3月現在、事前予約なしで来館可能です)。
その前に、「両国テラス」で腹ごしらえ。
半屋外のスペースは今だからだろうね、
おこた席になっていてなかなか良い雰囲気。
あいにくおこた席は満席だったけど、
分厚い200グラム超のステーキプレートランチを、がっつりいただきました。
この両国テラスは、旧安田庭園に隣接してあります。
心字池を中心にした回遊式庭園です。
なんと住所も、よこづな一丁目。
さすが相撲づくしやわ!と思っていたのだけど、
よく見たら横網一丁目・・・。
「よこづな」でなく、「よこあみ」一丁目でした笑。
また、ご近所には、赤穂浪士による仇討ち事件が起こった
吉良邸跡も残っています。
さて、本日の目的地のすみだ北斎美術館。
浮世絵とは全く相いれないモダンな建物で、ちょっとビックリ(◎_◎;)。
そして、今は
「筆魂 線の引力・色の魔力 ー又兵衛から北斎・国芳までー」展を
4月4日まで開催しています。
浮世絵の先駆とされる岩佐又兵衛から
(この方、なんと「麒麟がくる」でも出ていた荒木村重の子だそうです)
版画ではなく、肉筆による浮世絵が展示されていました。
6人の絵が描かれた「青楼美人繁昌図」。
誰がどの人を描いたのかなんで分かったのか不思議だけど
北斎他6名で1人ずつ一枚の紙に描いた、実に興味深い絵も飾られていましたよ。
↓こちらは、北斎の、うろ覚えだけど、
「琵琶と白蛇」だったようなタイトルの絵。
(こちらは撮影可でした)
常設展では、北斎の一生が辿れるようになっているんだけど、
なんと彼は90歳まで生きた、この時代にはありえないほどの長寿を全うしたそうな。
子供のころ、絵を描くことが好きだった私に
父が略画辞典なる本をプレゼントしてくれたことがあるのだけど、
北斎もそのような「北斎漫画」と呼ばれるものをすでに描いていて、
その写実性もすごいのだけど、
どこかコミカルな感性?感受性?が見て取れることがとっても面白く、
北斎の才能に、すげぇ~~!!と感嘆しまくりでした。
ちょっとリピしちゃうそうな美術館です。