清く正しくたくましく♪

関西出身・アラフィフ・おひとりさま、ろびんの日記です。旅日記を中心に、お出かけ・東京生活・美味しいもの・乳がんサバイバーの体調などなど、つらつらと綴っています

ぐるぐる巻きのしばられ地蔵尊 業平山南蔵院

 

葛飾区に、縄でぐるぐる巻きにされたお地蔵さんがいると

テレビでやっていたと友人から聞き、

調べてみると、頑張れば家から歩ける距離。

ポカポカ陽気やし、

明日人間ドックなんで、最後のあがきで運動でもしておこかと、

お散歩がてら行ってみることにしました。

 

業平山 南蔵院

天台宗のお寺です。

 

山門。

 

本堂。

本堂の前に立派に立っているのは、聖徳の松。

樹齢450年にもなる老松です。

 

こちらは聖徳太子堂。

なんでも、ここはもともと聖徳寺という

聖徳太子を本尊としたお寺があったそうで、

なのでこのような名前のお堂があるのですね。

 

そして、こちらが、そのしばられ地蔵尊

本当にこれでもかと、びっくりするほどの量の縄で縛られ、

まるでミノムシです。

昔、ミャンマーのインレー湖に浮かぶファウンドーウーパゴダで

ミャンマーの敬虔な仏教徒に金箔を貼られ続けた仏像が跡形もなく

雪だるまのようなころころの形になっていたのを思い出しました(笑)

 

なぜ、しばられ地蔵尊なのか、

その由来がHPに書いてありました。

 

八代将軍徳川吉宗の時代。

南蔵院の境内でとある呉服問屋がうっかり一眠りしている間に

反物を荷車ごと盗まれてしまいました。 名奉行、あの南町奉行大岡越前は、

「寺にいながら泥棒を黙って見ているとは、地蔵も同罪だ」と お地蔵さまは縄で縛られ、市中引き回しの刑に。

その際、どんな裁きが始まるのかと奉行所に野次馬がなだれ込みます。

その不届き行為に、なだれ込んだ人たちに、

越前守は罰金として反物を出すよう命じました。 そして、その集まった反物の中に盗まれた反物が出てきて、

犯人が捕まったと。 それに対し、越前守は地蔵尊の霊験に感謝し、

立派なお堂を建立し、盛大に縄解き供養を行いました。

それ以来、お願いするときは縛り、

願い叶えば縄解きするという風習が生まれそうです。

 

ちなみに、縄は100円で購入できます。

願いを心の中で唱えながら、私も縛って、いやいや巻いてきました。

毎年、大みそかに縄解き供養が行われ、

解かれた縄は祈祷護摩の火でお焚き上げされるそう。

ということは今年中には必ず願いはかなうってことやね。わくわく。

 

境内には、出世牛と言われる牛もいます。

別に出世欲があるわけではないけど、なでなでしておきます。

が、よく読むと出世するためには、この牛に跨がらなくてはいけないそうで💦。

境内にはほとんど人はいないとはいえ、さすがに跨ぐのは、ねぇ・・・。

 

最寄りのバス停の名前。

南蔵院」ではなく「しばられ地蔵」となっていました笑。