清く正しくたくましく♪

関西出身・アラフィフ・おひとりさま、ろびんの日記です。旅日記を中心に、お出かけ・東京生活・美味しいもの・乳がんサバイバーの体調などなど、つらつらと綴っています

東京散歩 ~柴又帝釈天から矢切の渡し

 

~柴又周辺 お散歩ルート~

 

柴又駅をスタート

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柴又帝釈天

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★高木屋老舗で草だんごとコーヒー

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矢切の渡しで千葉県側へ渡る

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★野菊のこみちを辿って北総鉄道矢切駅まで

 

 

柴又駅は、京成電鉄京成金町京成高砂を結ぶ

たった3駅からなる京成金町線の中間にあるちっちゃな駅。

単線の路線で、東京都内とは思えないローカル線ぶりです。

(そこがまたいいんですけどね)

 

柴又駅前には寅さん像があります。

個人的には寅さんには全く興味がなく、映画も一本も観たことがないけど、

せっかく来たので、一応写真を撮っておこう。

工事中で背景がいまいちやけど…。

その横にはさくら像もありましたよ。

参道を進みます。

あまりお天気が良くない予報だったからかな、

週末にも関わらず、人は少なめ。

典型的なザ・下町風景。

昔懐かしい風情がそこかしこに漂っていて、

私的には好きな雰囲気です。

最近の観光地化している参道は、雰囲気は保っているけど

よく見るとスタバだったり、タピオカドリンク屋だったり、

今どきのお店がかなり混じっている場合が多いけど、

ここは、大正元年にできた参道とのこと。

恐らくその当時からそんなに変わっていないんじゃないかな。

今どきのお店は全くなく、

名物の草だんご屋さん、おかき屋さん、お漬物屋さん、

鰻や川魚を出す食べ物屋さんなどが軒を連ねています。

 

すぐに帝釈天の入口に到着です。

正式名称は、帝釈天題経寺といい、日蓮宗のお寺だそう。

木造の門には細かい彫刻がなされていて、なかなか見ごたえがあります。

 

本殿。

瑞龍の松と呼ばれる松もかなりイケてますね。

本殿の中には入ることも出来るのだけど、

ここでも欄間の彫刻が素晴らしく、

天井の龍の絵も、時代を感じるもので、すっかり見入ってしまいました。

 

手水舎の奥の岩の上に多数置かれていた双頭の白蛇。

これ、なんやろね???

 

お参り後、名物の草だんごは高木屋老舗で。

 

名物の草だんごは、よもぎの味が濃厚で、あんこはあまり甘くなく、

あっさりといただけます。コーヒーともあって、おいしゅうございました。

 

その後、寅さん記念館にも、山田洋次ミュージアムにも寄らず、

気になっていた矢切の渡しへ。

 

矢切の渡しって、いまや歌の世界の中のもので、

現在もまだ現役だったなんて正直驚きでした。

 

木造の手漕ぎ船で片道200円。船頭さんに、もちろん現金で手渡しです。

東京都と千葉県の間を流れる江戸川をの~んびり、10分ほどの舟旅です。

 

到着した千葉県側は、恐らく松戸市になると思うのだけど、

到着してビックリ(◎_◎;)

広がるのは畑のみ、驚くくらい何にもない超~~田舎な風景。

すぐ隣は東京都なのに、こんなローカルな風景が広がっているとは!

こんなところに放り出されても困るので

普通ならもう一度舟に乗って柴又へ戻った方が良いのだろうけど、

せっかくだからと、20分ほど歩いたところにある北総鉄道矢切駅まで歩くことに

してみました。

 

一応「野菊のこみち」と呼ばれる道を進むと駅に着くらしいのですが、

しばらくは、道?と首をかしげるような草ぼーぼーのあぜ道を歩かされます(笑)。

そして、迷子になりながらやっと着いた矢切駅ですが、

ちょうど電車が行ってしまった後。

そしたら次の電車はなんと20分後!

普通しか止まらない駅とはいえ、都内に近い駅で1時間に3本しか走っていないとは!!

 

東京近辺でも、こんな「ど・ローカル体験」ができるのね、と

ある意味かなりユニークなお散歩でしたー。