昨日の続きです。
なにわ乳がんを考える会の二つ目のお題。
京都大学佐治先生の
「乳がんホルモン療法の秘密を勉強しましょう」
非常に分かりやすい講演で
「ホルモン治療のことなら、もう何でも私に聞いて!!」と
周りに胸をはりたくなるくらい(笑)。
自分の知識の整理が出来て、
最新の知識をグングン吸収できた感じです。
かなりかいつまんで。
○2011年、閉経前のホルモン治療の基本は
・タモキシフェン5年
だったのが、
2013年の基本は、さらに
・タモキシフェン5年+タモキシフェン5年
・タモキシフェン5年+アロマターゼ阻害剤5年
が、追加。
実はホルモン陽性の人は10年~15年後に再発するリスクが
あるそうだ。
そして、タモキシフェンの効果は飲みやめた後も
5年くらいは、その効果を持続しているので、
長く飲んだ方がいい人もいると。
(ただ、どの患者がタモキシフェン10年、5年かの
見極めについての明確な指針はまだないとのこと。)
長く飲まなくてはいけないかも、とは言われていたけど
ますます現実味を帯びてきましたね。
それよりも、
心の拠り所だった10年という大きな目処を過ぎてもなお、
再発の恐怖におびえなくてはいけないのかと
こっちの方が驚愕の事実でした。
そして、2013年の基本には、
併用してもよい?
ってことは裏を返せば、併用しなくてもいいってこと??
すでに19回も打っている私。
今更だけど、やめてもいいんだろうか。
痛いし、一瞬の注射で約14,000円もかかるゾラデックス。
経済的な理由でも、やめられるのならやめたいのだけどね。
今度、主治医に聞いてみよう。
○子宮体がんのリスクが高くなるという副作用は
閉経後患者でのみリスクが増加。
閉経前患者では実は証拠はない。
閉経後として考える。 私はこっちの部類に入る(涙))
5年間のタモキシフェンの内服で
800人に1人くらいの子宮体がんの発生が
2~3人に増えるレベルらしい。
これも以前は、
「1年に1回くらいは婦人科検診を受けましょう」
だったのが、
「定期的は子宮体がん検診はお勧めできません。
不正出血などがあれば検査を受けましょう」
に変わったそう。
ますます、ちゃっちゃとゾラデックスをやめて
痛~い子宮体がん検診もしたくないものだ。
(実は、もう1年半以上やっていない・・・)
これも今度、主治医に聞いてみなきゃ。
○乳腺以外にエストロゲンが作用する臓器は、
・脳(記憶力、うつ、行動性)
・血管(血圧)
・骨(骨密度)
・子宮(子宮がん)
・卵巣
・免疫系
なので、色々な副作用が起きて当たり前なのだそうだ。
明らかに、以前に比べてかなりオバカさんになっている私。
そうか、当たり前なんだ!とちょっと安心しました(笑)