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関西出身・アラフィフ・おひとりさま、ろびんの日記です。旅日記を中心に、お出かけ・東京生活・美味しいもの・乳がんサバイバーの体調などなど、つらつらと綴っています

34年前の!初めてのインド旅行 絵日記公開【4】生カバティを見る

★4日目:1990年2月28日(水)

午前中は、インドレイルパスを買いに、タクシーで鉄道オフィスへ。

途中の電報局までアメリカ人のご夫妻と一緒だったのだが、

カルカッタのタクシーはエキサイティングよ」とご婦人が言っていたとおり、

本当にエキサイティングだ。

 

インドレイルパスは、外国人専用のパスでこれを持っていれば

期間中インドの列車に乗り放題。

タクシーの運転手さんが親切にも、

車を降りてオフィス内まで私たちを連れて行ってくれた。

 

オフィスには一応パソコンがあったのだが、

とにかく手続きに非常に時間がかかる。

日本のようにお客様第一主義じゃないのよね。

長時間待たされて、やっとインドレイルパスを手に入れることができた。

次に、G.P.O、中央郵便局へ行った。

この辺は官庁街のはずなのだが、道端には路上生活者がずらーっと座っている。

ぶどう売りのおじさんや、ひげそりのおじさんや、

とにかく人がうじゃうじゃ。

「バクシーシ―」とは寄ってこられなかったが、

うじゃうじゃの人からじーっと見つめられるので

なんだか変な感じだ。

 

G.P.Oの前でモノさんという絵葉書売りのおじさんに出会った。

日本語ペラペラで、日本人の友人もいるという大の親日家らしい。

チャイをごちそうしてくれたのだが、

インドに来て初めてのチャイ、本当に美味しかった。

帰りのホテルまでのタクシーもこのモノさんが拾ってくれた。

 

午後、ひょんなことから、本場のカバティを見ることができた。

マイダーン公園の一角にあるカバティクラブというところを偶然見つけ、

フェンスの外から覗いていると、中から女の子たちが

おいで、おいで と手招きをしているので、

遠慮なく中に入らせてもらった。

 

カバティは、あと10分ほどしないと始まらないと言うので

(その10分はおそらく一時間くらいあったのではないかと思われる笑)

先ずは小汚い小屋に案内された。

蚊が多くて痒かったけど、

18歳だといっていたFULMANIちゃんと、KAJALちゃん

(ジュニアのカバティチームのコーチをしているそうだ)が

すごく親切で気を使ってくれた。

 

「日本の歌を歌って」と言われ、べただけど「富士山」を歌ってみた。

そのお礼に彼女たちはインド国家を歌ってくれた。

とても良い歌だ。

 

そして、やっとカバティが始まった。

男の子と女の子のを見たけど、すごい迫力。

そして皆うらやましいほどに長くスレンダーな足!

詳しいルールはよく分からなかったけど、なかなか面白いスポーツだった。

皆、地面にじかに座って応援しているのに、

私たちには椅子を用意してくれた。

とっても素直で明るくていい子ばかりで、

楽しいひと時を過ごせたのだった。