ホワイトランに行く途中に寄ったニロ―ナ村。
この辺りのカッチ地方には、
手工芸で生計を立てているたくさんの村があります。
全然知らなかったのだけど、
実はこのカッチ地方の刺繍や染色などの手工芸技術は世界でもトップクラスで、
著名なデザイナーやスタイリストもここに買い付けに来るそうだ。
村やコミュニティによって、その技法や作るものが異なっていて、
このニロ―ナ村はローガンアートで有名な村。
ローガンアートとは、ヒマ油に色を付けた粘性のあるローガンを
手の上でこねこねして、それを針の先端につけて布に模様を描いていくもの。
布には、下絵はなし。
でも慣れた手つきでどんどん綺麗な文様が描かれていきます。
全て書き終えたら、布を半分に折りたたみ、反対側にも同じ模様を転写し、
シンメトリーな絵が出来上がるのです。
フリーハンドにも関わらず、描かれる緻密な模様はとにかく美しく、
そして、その細かな手仕事には、驚きの連続です。
下絵もないのに、あっという間に見事な模様が!
その他、COPPER BELL ART、つまり銅製のベルを作っているおうちもありました。
一枚の鉄板が、トントン、カンカン、トンカチだけで形作られ
あっという間にベルが出来ちゃいました。
このままだと全く鈍い音なんだけど
銅メッキをすることで、本当に澄んだ美しい音になるんです。
このひげと言い、ザ・職人!といったおじいちゃん。
その手さばきも見事なものでした。
村には、普通に牛がウロウロしています(笑)
グジャラート、カッチ地方の村、なんかいい感じです。