清く正しくたくましく♪

関西出身・アラフィフ・おひとりさま、ろびんの日記です。旅日記を中心に、お出かけ・東京生活・美味しいもの・乳がんサバイバーの体調などなど、つらつらと綴っています

ホテル・ムンバイ

 

一言で言うなら、

「衝撃的」。

 

いや、「衝撃的すぎる」、ってのが正しいかな。

 

2008年のムンバイの連続テロ事件の実話をもとにした映画で、

インド門の近くにそびえ立つあの5つ星のタージマハル・ホテルが

テロリストたちに占拠された際に、

助けが来るまで、閉じ込められたホテルの中で、

人質になった宿泊者をとにかく助けようと、

テルマンたちが、ホテルマンとして、命がけの行動で宿泊者たちを守り抜き、

結果、多くの宿泊者たちが無事生還したという事実を映画化したもの。

 

とにかくリアル感が半端ない。

 

自分もその場に居合わせた感がもろにあって、

非常によろしくない表現と断った上で、

疑似体験そのもの。

もしフィクションなら、こいつは死なないだろうという人物も

バタバタ死んでいく…。

 

スラムドッグ$ミリオネアのデヴ・パテルが

テルマンの役で出ているんだけど、

すっかり大人の男になっているその演技が素晴らしくて。

自分は、スラムに住んでいるのだが、

テルマンとしての自負と誇りが凄~く表現されていて

じーんと心に訴えてくる。

 

機関銃を無差別に撃ちまくる実行犯たちは、

もちろん許されるべきではないけれど、

でも、彼らとていわば首謀者に洗脳されて実行に移したといった

背景もさりげなく表現されている。

 

実行犯たちはほとんど亡くなるのだけど、

いとも簡単に無駄な血が流されていくのは

本当に腹が立つ事実だし、

同時にむなしい。

 

実話ということもあり、

いろいろと考えさせられる映画です。