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関西出身・アラフィフ・おひとりさま、ろびんの日記です。旅日記を中心に、お出かけ・東京生活・美味しいもの・乳がんサバイバーの体調などなど、つらつらと綴っています

34年前の!初めてのインド旅行 絵日記公開【8】ガンジス川へ

★8日目:1990年3月4日(日)

今日は観光バス(午前はバラナシ観光、午後はサールナート観光)に乗って

観光をする。

05:30出発だと思っていたのだが、今は冬時間なので06:00出発だそうだ。

30分ほどロビーで待っていると、コートを着た守衛さんが

インドには珍しいレモンティー(正確にはライムティー)を持ってきてくれた。

いやあ、優しい守衛さんやなぁと思っていたら、

後でちゃっかり7ルピー請求されていたのだった。

06:00ちょっとすぎ、バスは出発。乗客は私たち以外皆西洋人で計8名。

ドイツから一人旅のおじさんもいた。

まだ薄暗い中、バスはガンジス川目指してがたごと走る。

 

ガイドのおじさんは、もごもごしゃべる面白い人だった。

「आपका नाम क्या है?」

(アープ カー ナーム キャー ハエ? 名前はなんていうんだい?)

「मेरा नाम ろびん है」

(メーラー ナーム ロビン ハエ)

と答えると、

「very good! very good!very good!very good!・・・」とひたすら連呼。

 

舟に乗って、ガンジス川を見学しているときも、

時折、私たちのために、ヒンディー語でも解説をしてくれた。

ガンガー(ガンジス川)は、それはそれは素敵だった。

ちょうど向こう岸から朝日が昇ってくるところで、その平安さ、荘厳さは

まさしく聖地中の聖地にふさわしい。

水は、まったく透明感はなく相当にごってはいたが、

聖地だからだろうか、別に、げっきったなーって感じは全くない。

なんだろうね、言葉にはできないけど、何か感銘というか

心を打つものがある。

 

舟乗り場へ向かう。少年が神様人形を売りに来る。

少女が川に流す用の色鮮やかなオレンジ色の花を「1ルピー」と

日本語で売りに来る。

 

ガンガー川下りは気持ちよかった。

岸のガートでは、たくさんのインド人が沐浴をしている姿が見られる。

私もいっちょ沐浴をしてみよう、という気にはさすがにはなれないけど。

 

しばし舟から川岸の沐浴姿を見た後、降りたところは

マニカルニカー・ガート。いわゆる火葬場である。

少し離れたところに薪がくべられ、煙が立ち上っている。

「近くに行って見てきてごらんなさい」と、もごもごガイドは勧めるが

それ以上近づくことはできなかった。無意識のうちに合掌する。

ここは、何もかもがあからさますぎる。