エルサレム3日目は、現地のツアーに参加して、
世界遺産マサダの要塞と、エン・ゲティ国立公園のハイキングと、
死海の日帰りツアーへ。
旧市街近くの高級ホテル、デイヴィッド・シタデルホテルに集合。
人気のツアーなのでしょうね、結構な人数が集まっていてバス1台満席状態。
今日は満席だから、1人で2席はダメよ~、と
ガイドのエリーさんが大声を張り上げていました。
いよいよ出発!
ちょっと走ると、たちまち砂漠地帯に。
らくだもいたよ。
1時間半ほど走って、
先ず、マサダの要塞へ。
はるかかなた昔の、紀元前100年頃、すでに要塞化されていたマサダ。
その後、ヘロデ王の時代に、大小の宮殿や、高度な入浴施設、巨大な貯水槽など、
その基盤がさらに増強されます。
そして、西暦70年頃、侵攻してきたローマ帝国との戦いの際に、
最後の最後までローマ軍と戦い続けたのがここ、マサダなのです。
最終的には、女性や子供を残し、皆自決したという悲しい結末があるのだけど、
1万人ものローマ軍に取り囲まれながらも、
こんな砂漠の断崖の上で、その籠城期間が2年以上もの長きにわたったことから、
ユダヤ民族にとっては、今でも誇りの象徴になっているそうです。
その証拠に、今でもイスラエル兵の入隊宣誓式が
「マサダは二度と陥落させない!」とここで行われているそう。
要塞は約400mもの高さの断崖絶壁の頂上に広がっています。
その頂上へはロープウェイで行くことができます。
歩いても登れるのですが、
このあたりはエルサレムよりだいぶ気温も高く、
(実際、この日も良いお天気でめちゃ暑でした)
この炎天下の中歩くなんてはっきり言って無理ですね、
ツアー参加者は全員迷わずロープウェイでした(笑)。
(写真に見える斜めの白い線が、歩いて登る人用の道💦)
なかなか綺麗なロープウェイでしたよ。
眼下には死海が臨めます。
ただ、よく考えると、死海は海抜マイナス約400m。
この要塞は海抜約400m。
高いところまで登ってきたな~なんて思うけど、
頂上が、だいたい海抜0mってことになるんですよね…。
なんか不思議な感じ。
頂上には、宮殿跡が広がっています。
それにしても暑い…。
帽子、サングラスは必需品です。
これは、巨大な貯水槽。
水が少ないこの地域、
雨水をため込むための水路など、かなり緻密に設計されていたようです。
なんて鳥か分からないけど、
一緒にガイドの説明を聞きます。
要塞からの眺め。
こんなところに2年以上も籠城とは、
おったまげます。
続いて、エン・ゲティ国立公園のハイキングへ。
こんな荒涼としたところばかりでなく、
いくつかの滝や、川の中を進んだりの小1時間のハイキングです。
一番奥の滝に到着。
ちょっと息切れ切れだけど、
まさしく、砂漠の中のオアシス。
地元の人たちにとっても憩いの場なのかな、
みんな思い思いに楽しんでいました。
帰り道。
遠くに死海が綺麗に見えました~。
ちなみにオレンジ色のシャツを着た人がガイドのエリーさん(男)。
ものすごい早口で、
実は半分以上英語が聞き取れなかった…(^^;)。
そしていよいよ死海へ。
日本の海水浴場のように、いやむしろそれ以上に
更衣室やシャワールーム、コインロッカーなどがきちんと完備されていて、
レストランやお土産屋も充実しています。
向こうにうっすら見えるのは多分ヨルダン。
お決まりのポーズをしようと、
新聞の代わりに、観光案内書でもらってきたイスラエルのマップを持って
浮いてみます。
ヨルダン側の死海に行ったのが、約10年前。
その頃より、間違いなく、かなり体重が増加しているはずだけど、
やっぱり、問題なく、今回も浮きました~(笑)。
むしろ体が浮きすぎて、結構バランスをとるのが難しかったりします。
足元には、ミネラルたっぷりの泥が沈殿していて、
自然のパックが楽しめます。
ほんのちょっとつけただけでほんま肌がすべすべ!!
最初、死海に行こうと、個人で見積もりをとったところ、
びっくりするほど、べらぼうに高い金額を提示されたのだけど、
このツアーは、日本円で約1万円くらい。
物価の高いイスラエルにおいて良心的なお値段&コスパ最高のツアーでした。