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関西出身・アラフィフ・おひとりさま、ろびんの日記です。旅日記を中心に、お出かけ・東京生活・美味しいもの・乳がんサバイバーの体調などなど、つらつらと綴っています

★イスラエル旅行記10★ Day2 嘆きの壁

 

ベツレヘムから帰ってきた後、

いよいよ、嘆きの壁へ向かいます。

 

嘆きの壁は、英語ではWestern Wallと言います。

なんで西??と思ったら、

かつてのユダヤ教神殿を囲っていた城壁の西の壁だったからだそう。

 

かつてといっても、

ものすごい昔の紀元前948頃(!)にダビデの子ソロモン王が第一神殿を建て、

その後、バビロニアに壊されるも第二神殿を再び建設し、

西暦70年に今度はローマ帝国に破壊され、

部分的に残ったのがこの嘆きの壁なのです。

 

1948年にイスラエルが建国されるも、

このエリアはヨルダンの管轄下におかれ、

1967年の第3次中東戦争イスラエルがこの地を奪還。

ユダヤ人はやっとこの聖地で祈ることが出来るようになったという

なんとも複雑な、そして長~い歴史があるのです。

 

嘆きの壁に行くには、非常にセキュリティが厳しく、

飛行機に乗る時のようなX線による手荷物検査が。

もれなく、ライフル銃をもったイスラエル兵も立っています。

 

また、ノースリーブや短パンなど肌を露出した服装はペケポン。

こちらも係りの人にもれなく注意されます。

また男性は、頭を隠さなくてはいけないので

帽子をかぶるか、貸出キッパをかぶらなくてはいけません。

 

神殿の丘へ行く、陸橋の上から全体像を眺める。

向こう側が男性用、手前が女性用と、

祈りの場所は男女別になっています。

現在の壁は高さ21メートル。下から7段目までが第二神殿時代のもの。

ということは、2,000年以上昔からある壁なんですよね、

考えただけでも、身震いするほどすごいことだこと!

それより上は、その後のいろいろな時代に付け足され、今の姿になっているそう。

またこの下(つまり地下)に第二神殿時代の壁がまだ17段も埋まっているんだって。

 

ちょっとズーム。

男性用のエリアをのぞき込んでいる女性たちがいますねぇぇ。

ここでもiPhone11の威力発揮(笑)、さらにズーム。

確かに男性は、皆なんらかのものをかぶっていますね。

 

女性用の場所に入ります。

プラスティックの白い椅子が山ほど置いてあって、

なんか聖地というより、海の家かアウトドアのカフェのよう(笑)。

もちろんお茶なんぞ飲んでいる人はいないけど、

くつろいでる感じの人はたくさんいましたね。

 

壁に近づくと、

ユダヤ教徒の方が、本当に真剣に、熱心に、お祈りをされています。

壁に向かい聖書を読み、壁に頭をつけ、手を触れ、

無宗教な私からすればちょっと怖いくらい、の真剣さ。

 

そして、お祈りが終わると、帰る時も、壁には絶対にお尻を向けず、

みな後ろ向きで帰っていくのです。

そこまで徹底した聖地なのですね。

観光地化した感は否めないけど、

敬虔な祈りの風景を見ることができます。

 

これで今日の観光は終わり。

ホテルにいったん戻り、夜ご飯に繰り出します。

 

今日の夜ご飯は、ベン・イェフダー通りの近くにある「ティーモール」へ。

書店&カフェになっていて、学生さんや芸術家にも人気のカフェらしく、

とっても居心地のよいカフェ。

1人でゆったりと過ごしている人も多かったし。

店員さんも皆、とっても感じがいい。

シャクシュ―カのセットをオーダー。

もちろんビールとともに♪

すっかり虜になってしまったイスラエル料理、

ここも美味でした!