乳がんのリンパ節転移が、CTとMRIを組み合わせた画像診断で
診断できる方法が開発されたとのニュース。
約100年に渡り、
脇の下のリンパ節郭清(リンパ節の取り残しがないよう脂肪も含めて
ひとかたまりに切除すること)は
乳がんの標準治療として行われてきた。
その後、
明らかにリンパ節に転移が認められない患者に対して
センチネルリンパ節生検(がん細胞が乳房内から最初にたどりつく
センチネルリンパ節を発見し、そのリンパ節だけを摘出し、
転移があるかどうかを病理検査すること)が主流となった。
その生検が保険適用になったのが、2010年4月。
そして、とうとう。
切ることなく、画像診断で判断できるようになるとは!
私は、センチネルリンパ節生検だったけど、
それでも、脇の下から上腕部にかけての感覚のなさや、
腫れぼったさは未だに残っているし、
1日中、パソコンに向かって仕事をしていると
左腕が固まる現象も、術後6年近くたった今でも治ってはいない。
そして、未来永劫、術側の左腕では採血はできない。
少ないとはいえ、今でもリンパ浮腫の可能性もなくはない。
まだ臨床試験に取り組んでいる最中だそうだが、
精度は高そうだし、これが保険適用になり標準治療になると
乳がん患者にとって負担はかなり下がる。
嬉しいニュースだ。