湯布院に泊まった翌日は、近くの塚原温泉へ。
標高1,045mの活火山の伽藍岳の火口近くにある秘湯です。
ちょうど九州が雨風のピークだった台風の最中に行ったので、
さすがに火口見学は出来ず。
そもそもこんな日に営業してるんやろか?
と不安になりながら山道を進み、
「営業中」との看板が見えた時は、
ああ、良かった、とほっと胸をなでおろす。
さすがに、雨水が混じりぬるすぎて露天風呂は入れません、
とのことでしたが、
内湯は営業していました。
微妙に黄緑色かかったお湯に、
年月を感じる木のお風呂は、
まさしく秘湯と呼ぶにふさわしい、
ひなびた感じが何とも言えず、いい雰囲気を醸し出しています。
で、この塚原温泉、
なんとpHが1.4!!という超酸性なのです。
ちなみに舐めてみると…、
うへっ!
と思わず顔をしかめるくらいの酸っぱさ。
でも、この強酸性ゆえ、皮膚炎に効くとのことで、
ちょうど手湿疹真っ最中の私は、しっかりと浸かってきました。
一緒に入っていたおばちゃんも、
やはり湿疹に効くと、
山口県から片道3時間かけてちょこちょこ来られているそうで
浸かっては乾かすを繰り返すといいのよと
教えてもらいました。
(お湯が自然に乾く際に成分が浸透するそう)
飲むと胃腸炎にも効くと、
源泉を汲んでいる方もいらっしゃいました。
(まずいけどね・・・)
アトピー、ニキビ、吹き出物、水虫、やけど、虫刺され、かゆみ、切り傷等で
使われている方が多いという源泉水も買ってきてみました。
ぶつぶつ、治るといいな~~。
伽藍岳の噴気孔の蒸気で約20時間蒸しあげたという
名物「蒸し卵」は燻製したかのような色と味。
美味しかったですよ。