京都南座。
先日、中村勘九郎襲名披露の
「吉例顔見世興行」へ行って来た。
3階席だったのでこんなアングルですが[:汗:]
実は、歌舞伎は全くのズブの素人なので、
失礼ながら、
途中、ちょっとこっくりこっくりしちゃった
ところもあったのだが、
非常に面白く鑑賞しました。
そしてそのすぐ後に、
勘三郎さんの死。
父親であり、お師匠でもあった勘三郎さんを
亡くした勘九郎さんと七之助の気持ちはいかばかりか。
それでも、舞台に立ち続けるお二人の心境は。
なんでも、
勘三郎さんは、
父親から、
「親の死に目に会えるような役者になっちゃいけないよ」
と言われていたそうだ。
何でもその道のプロという人がいるが、
勘三郎さんはまさしくそんな人だったんだろうな。
「形を持つ人が、形を破るのが型破り。
形がないのに破れば形無し」。
伝統を守り続ける責任と自覚、
そして、その厳しさを知っていたからこその、
様々な新しい試みへのチャレンジ。
それを体言してきた勘三郎さんの人生は
本当に格好いい。
そしてその勘三郎さんの格好いい姿は、
確実に息子さんたちに何かを伝えていたのだろう。
そんなプロフェッショナル集団の
お芝居は本当に美しいし、
見ていて気持ちよい。
一気に歌舞伎のファンになりました。
にほんブログ村