清く正しくたくましく♪

関西出身・アラフィフ・おひとりさま、ろびんの日記です。旅日記を中心に、お出かけ・東京生活・美味しいもの・乳がんサバイバーの体調などなど、つらつらと綴っています

松本十帖・松本本箱宿泊記vol.2 ~ローカルガストロノミーと部屋風呂に癒される

 

松本本箱は、全室源泉かけ流しの露天風呂付きの24部屋からなる旅館です。

 

今回泊まったお部屋は、露天風呂付きデザイナーズツイン。

「おこもり書斎ベッド」と、ベランダ側に露天風呂がついている

45㎡のお部屋です。

「まだ工事中?」と思われるコンクリート打ちっぱなしの壁に、

照明は暗めです、とサイトに書いてあったので、

あまりにも前衛的なデザインに逆に落ち着かないでは?

ブックホテルなのに、おばちゃん世代の目には辛い空間なのでは?と

いささか心配だったのですが、全くの杞憂に終わりました。

 

お天気が良かったこともあるだろうけど、

思った以上に陽が良く入って明るいし、

スエードタッチの、しかもあぐらがかけるサイズのソファが本当に座り心地良くて

一週間お籠りステイプランなんぞ作って欲しいくらい。

 

ちなみにテレビはありません。

その代わり、

ブルートゥースでつなげるBOSEのスピーカーがあります。

 

「おこもり書斎ベッド」とは、こんな感じ。

暗くて全然分かりませんよねぇ。

昔、押し入れで遊んだ記憶をベースに設計された場所だそうで、

上下に2部屋、完全に三方を黒い壁で囲まれた、

マットレスがひかれた小部屋があるんです。

ちゃんと読書灯もあるので、籠って本が読めるわけですね。

ここはエキストラベッドとしても使えるので、

最大4名まで泊まることができます。

 

コーヒーやおやつは無料。

おやつは、各階の廊下にも追いおやつ(笑)が置いてあって、

好きなだけ補充できます。

(ちなみに追い浴衣もあり笑)

 

水回りも非常に使いやすく出来ていて、

たとえ大量の化粧品を持ってくる女子4名で泊まっても、

それぞれの化粧ポーチを余裕で置ける広さ。

また、意外と人数分のタオルを掛けるスペースがなかったり

使いにくい微妙な場所にあったりするお宿も多い中、

温め機能があるタオル掛けも余裕のサイズ。

しかも、オーガニックのタオルはふっかふか。

ひのきの桶もステキです。

 

露天風呂はこんな感じ。

(この露天風呂のすぐ横には独立したシャワーブースもあります。)

 

木の戸をバーンと開けると、

朝風呂時にはちょっとご近所さんから見えそうだけど、

はるかかなたには山々の稜線がくっきり。

お宿自体少し高台にあり、今回は5階のお部屋だったので、

最高のバスタイムを堪能できたのでした。

街中の温泉なので、

遠くには、学校へ行く子供たちの元気な声も耳に入ってきたりして、

自然に囲まれた静かな温泉もいいけど、

こういう温泉もいいですねぇ。

 

 

 

夕食は、本箱に囲まれた薪火グリルダイニング「三六七(三六五+二)」にて。

365日日々変わる信州の風土に、文化と歴史を+2、

かつ千曲川信濃川の総延長が367メートルというのが名前の由来だそうですが、

信州の恵みを余すところなくいただけるとのこと。

 

以前泊まった松之山温泉の玉城屋もそうだったけど、

メニューには食材のみが書かれていて、

次はどんなスタイルの食事が出てくるんだろう??と否応なく期待が高まります。

夕食は2回制になっていて、

友人も私も最近は夜遅くまで起きれなくなっているので(笑)、

17:30からの回をチョイス。

 

前菜。

白樺の幹にのせられてやってきました!

 

カリフラワーのムースに緑トマトのゼリーがのっかった爽やかな一品。

佐久産の鯉と地元のりんりん米のお寿司。

全く臭みもなく、デリシャスでした。

 

安曇野放牧豚。

アオリイカと松本一本葱は落花生のソースで。

〆はお蕎麦。

デザートは柿。この他にほうじ茶のジェラートと紅はるかも出てきました。

最近、私の中で流行っているお酒のペアリングもあったのでオーダーしてみました。

8,800円と決して安くないんだけど、

まあ今回は地域共通クーポンが使えるし、

なんと7杯も出てくるというので、むしろ安いよね~とオーダーしたんだけど、

7杯も出てくるということは、

ほぼ各お食事に1杯というペースで出てくるということでして。

かなりせわしく飲み続けなくてはいけないという事実。

 

17:30夕食スタート組で、

一番最後まで残ったのはワタクシたちでした・・・。

 

私のお腹に余すことなく吸収されたお酒たち。

 

朝食も期待を裏切らないメニュー。

松本平の野菜プレート。

季節のスープは、カボチャ。

使用しているのは、オリーブオイルと塩だけというかぼちゃのスープは

めちゃくちゃ濃厚で、スープというよりはむしろペーストでした。

安曇野放牧豚のソーセージ。

こちらもがっつり食感。ソーセージというより豚肉そのものでした。

 

 

上でも書いたけど、

一週間とまでは言わないけど、ここは絶対連泊したいお宿です。

お得な連泊プラン作ってください~。