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関西出身・アラフィフ・おひとりさま、ろびんの日記です。旅日記を中心に、お出かけ・東京生活・美味しいもの・乳がんサバイバーの体調などなど、つらつらと綴っています

松本十帖・松本本箱宿泊記vol.1 ~本好きにはたまらないこの空間

 

長野県浅間温泉の松本十帖・松本本箱に泊まってきました。

 

「松本十帖」は、旅館の名前だと思っていたのですが、

もともとあった小柳という老舗旅館を自遊人さんが引継ぎ、

「小柳」と「松本本箱」の2つの旅館(同じ敷地内に隣接して建っています)と

浅間温泉街内にあるカフェなどからなる、

いわゆるこの浅間温泉のエリアリノベーションの

プロジェクトの名前のようですね。

 

そんなコンセプトだから、旅館のチェックインは

旅館の中ではなく、

旅館から徒歩で3分ほどの「おやきとコーヒー」というカフェで行います。

これも、人が浅間温泉街を回遊してほしいとの思いから、だそう。

「おやきとコーヒー」は古民家をそのまま生かした落ち着くカフェ。

今回は、全国旅行支援の対象だったので、

3回接種の接種証明書(アプリでOK)とマイナンバーカードを見せて

そこで地域共通クーポンをもらい、

チェックインをした後は、

ウェルカムおやきとコーヒーでしばし、まったり。

おやきは、野沢菜かあんこが選べて、私はあんこを選びました。

おやきというよりは、和菓子。もちもちでした!

 

お部屋に入れるのは15時以降ですが、手続きだけならその前から可能。

荷物もここで預けてお部屋まで運んでもらえます。

12時すぎに手続きをしたので、まだお客様も少なく、

ゆっくりとコーヒーをいただけました。

松本駅に着いてそのまますぐに浅間温泉に来たので

早めのチェックインは正解でした。

その後、身軽になってチェックイン時間までは

浅間温泉街をぶらぶらしてみます。

 

ちなみに、

浅間温泉は、JR松本駅のお城口を出てすぐのところにあるバス停から

アルピコ交通の路線バスで約30分。

 

もっと田舎の山の中みたいなイメージを持っていたんだけど、

普通の住宅街というか意外と普通の街中でした。

 

カフェの前の道。

ちょっとひなびた昭和な感じ。でもなんかいい感じですねぇ。

 

この日はちょうどバス停近くの広場で新そば祭りをやっていて、

ランチはここで軽く食べることに。

集まっている方々は、ほぼ地元の方って感じでした。

今日の夕食は17:30からなので、軽くのつもりが

あまりにも美味しくて、異なるお店のお蕎麦を2枚いってしまいました・・・。

 

その後、「文箱」というレターセットやカードなど紙ものの雑貨を扱うお店に

寄った後、お宿へ。

旅館前のモミジが真っ赤でちょうど見頃!

そして旅館の入口横のスペースのオサレなこと!

マークもオサレですね~。

入り口では、ぐるぐる回る松本本箱の光がお出迎え。

松本本箱は、名前の通り、まるで図書館が併設された、

というか、ここの本は購入もできるので

本屋が併設された旅館といったところでしょうか。

お昼間は、一般人にも開放しているようですが、

夜は宿泊者だけが独り占めできます。

 

かつての旅館の大浴場が図書館になっていて、

階段を上がるとオトナ本箱エリア。

大浴場だった名残がここかしこに。

 

ちなみに階段を下るとそこはコドモ本箱。

子供向けの絵本が並ぶ本棚が迷路のようになっていて、

かつての湯船は一面の白いボールで埋まり、

埋もれながら絵本が読めるという、もう子供にとったら夢のような空間。

子供ならずとも大人でもワクワクドキドキ、

一瞬、子供になりたいと思っちゃいました。

 

壁一面に広がる本棚は、籠って本が読める個室スペースが埋め込まれている

面白い造りになっています。

でね、この三方を囲まれた狭いスペース、

不思議に落ち着いて、なんとも言えない心地よさに抱かれて読書できるんですよ。

宿泊客にはこんなタンブラーがもらえて、セルフのコーヒーマシーンで

好きなだけコーヒーが飲めるんだけど、

コーヒーを片手に、好きな本を籠って静かに読む。

もう心地よすぎて、たまりません。

 

で、オトナ本箱の暖簾をくぐった先には、

松本本箱と言えばここでしょ、な空間が現れました。

そうそう、ここに来たかったのですよ。

実際はそんなに高くないけど、

天井が鏡になっているので、ものすごく広く感じます。

 

湯船の中に入って(正しくは湯船だったところに入って、だけどね)

ヨギボーに体を沈めて読書~。

残念ながら写真では全く分からないけど、

夜になるとLEDのロウソクが揺らめいて幻想的に。

老眼の目には辛い明るさですけどね。

 

もともと旅館に泊まると、とことん籠る派なので、

お部屋以外にも様々なスタイルで本が読めるスペースや、

リラックスできるスペースがあちこちにあるのは本当にうれしいこと。

松本本箱、癖になりそうです。

 

 

お部屋とお食事編はvol.2に続きますー。